バジルスイートの概要
バジルスイートはシソ科に分類されていて、薬草としての歴史は古いものの、食用としても使われています。太平洋諸国及びアジアなどを原産地とする植物で、現在アメリカやエジプト、フランス、アフリカといった国々が生産国となっています。利用部位はバジルスイートの全草で、蒸留にて精油が抽出されています。日本でも広く知られているハーブの一種で、インドのアーユルヴェーダの領域でも治療用に用いられています。バジルスイートは食用や薬用の他、香水などにも利用されており、その用途は幅広いものとなっています。バジルスイートの良く知られる作用では、意識を鮮明にし、集中力を亢進させる働きや、自律神経の調整作用などがあります。また、筋肉痛や関節痛に伴う痛みを緩和する働きや、呼吸器系疾患の痛みを除去する作用などがあるとされています。他にも虫除けとしての効能があるとされていて、痒みや虫刺されにも有用と言われています。ばじるすいーとに含有される成分では、α-テルピネンやシネオールなどの酸化物、オイゲノールといったフェノール系のもの、リナロールなどのモノテルペンアルコール系の物質が知られています。
ばじるすいーと/アロマで期待される効能・効果
ばじるすいーとのエッセンシャルオイル(精油)としては、去痰・駆風・駆虫・健胃・抗鬱・抗毒・催乳・惚れ薬的・鎮痛・鎮痙・発汗・消化促進・通経・強壮・解熱作用など。また、健康の回復や神経障害に関わる症状に対しても有用とされています。尚、肌へ与える刺激の影響が強くなっているため、その利用の量に注意が必要とされています。また、妊娠中の方の利用は控えた方が良いとされています。