フランキンセンス/乳香/ニュウコウ[ふらんきんせんす/にゅうこう]

フランキンセンスの概要

フランキンセンスはカンラン科に分類されていて、原産地をソマリアとしています。成長すると凡そ八メートル以上の高さに育ち、常緑高木となります。枝を横に伸長させるのが特徴となっていて、乾燥地帯に多く見られます。利用部位は、フランキンセンスの樹脂で、蒸留にて精油が抽出されています。日本では、乳香(にゅうこう)と呼ばれていて、広く知られています。古くから重要な位置を占めていて、利害から多くの争いがあったとされます。一般に、フランキンセンスは落ち込んだ気持ちや不安感などを払拭させる働きや、体温を上昇させ冷え性などを改善する作用があると言われています。また、気管支系疾患である咳や炎症を抑制する働きや、老化に伴うシワ及びたるみといった症状を改善する作用もあると言われています。フランキンセンスに含有される成分では、α-ガイエンやα-グルジュネンといったセスキテルペン炭化水素系のものやシメン、リモネンα-ピネン、β-ピネンといったモノテルペン炭化水素形のものが知られています。

フランキンセンス/アロマで期待される効能・効果

フランキンセンスのエッセンシャルオイル(精油)としては、強壮・抗菌・抗カタル・鎮痛・鎮静・抗鬱・収斂・去痰・免疫賦活作用など。また、細胞の再生に有用に働くとも言われています。