セージ[せーじ]

セージの概要

セージはハーブの一つで、ヤクヨウサルビアとの別名を持っています。原産地を地中海地方とされていて、成長すると凡そ五十センチ程度の高さに育ちます。利用部位は、セージの全草で、蒸留にて精油が抽出されています。セージはシソ科に分類されていますが、同種のものの中では非常に高い作用を有するとされています。その使い方は多用で、古くから歯ぐきの腫れや清掃に用いられたり、不妊改善や強壮目的、更には止血や消化促進といったものにまで利用されていたとされます。現在、セージの良く知られる作用では、消化促進をはじめ、便秘を改善したり、更年期障害の諸症状や月経痛など女性特有症状に対して働きかけるとされます。また、創傷治癒の促進作用や毛髪に光沢を持たせる働きなどがあるとされています。その他、沈み込んだ気分を緩和させる作用などもあるとされています。せーじに含有される成分では、α-ピネン、β-ピネン、カンフェン、シネオール、カンファー、α-ツヨン、β-ツヨンなどが良く知られています。

せーじ/アロマで期待される効能・効果

せーじのエッセンシャルオイル(精油)としては、強壮・収斂・抗菌・制汗・通経・利尿・強肝・血圧症状・浄血・食欲増進・鎮痙・創傷治癒促進作用など。尚、肌へ与える刺激の影響が強いとされているため、その利用に注意が必要とされています。また、妊婦及び授乳中の女性の方、そして高血圧といった症状が見られる人などは、その使用を控えるべきとされています。