シアバター[しあばたー]

シアバターの概要

シアバターは少し甘い芳香を有し、パルサム系となっています。シアの木、或いはカリテと呼ばれる木が原料とされています。利用部位はこの木の種子部で、圧搾にて抽出されています。シアの木からは見た目がプラムのような実がなり、種子はこの実の内部に含まれています。主にサバンナの山中に見られる植物で、現在、シアバターの生産国は南アフリカとなっています。油脂は、カカオバターと比較すると柔らかくなっており、指でつまむことが容易にできます。このため、一般的なクリームと同様に、単体での使用も見られます。日本の市場で出回っているものは、シアバターの名称を使っていますが、乾燥地帯であるアフリカに生息するカリテと呼ばれる木の種から抽出される油脂であるため、カリテバターと言われることもあります。人間は年齢に伴って皮膚の老化が始まりますが、シアバターは、こういった現象に作用し、肌の老化の原因であるシワを減少させる働きがあると言われています。

しあばたー/アロマで期待される効能・効果

エッセンシャルオイル(精油)としては、肌の老化防止。抗酸化性を有するため、皮膚の老化を予防し、それと共に柔軟性のあるシワのない皮膚の再生に働きかけると言われています。また、育毛にも影響を与えるとされていて、ヘアートリートメントなどにも利用されています。更に、化粧ののりの悪さに対しても、その改善目的で利用されており、これはしあばたーに角質層を取り除く働きがあるとされているためです。その他、しあばたーは抗酸化性を有するため、長期に渡っての保存も可能で、それと共に塗布された肌に対して長時間保湿性を保つことができると言われています。