タイムリナロール[たいむりなろーる]

タイムリナロールの概要

タイムリナロールは原産地を南米としていて、シソ科に分類されています。原種とされるワイルドタイムには、数多くの品種が見られます。タイムリナロールは、花の色が桃色や白色、紫色とその色に富んでいます。また葉の形状は楕円形をしています。利用部位は全草で、蒸留にて精油が抽出されています。現在、タイムリナロールの生産国は、アメリカやイギリス、フランスなどとなっています。名称は、ギリシャ語に由来していて、香らせるとの意味が含まれています。古代エジプト時代においては、ミイラの防腐剤として利用されていた経緯があり、その抗菌性からヨーロッパなどでも古くから感染症の予防対策としてタイムが用いられていたそうです。現在、タイムリナロールのよく知られる作用では、落ち込んだ気分を安定化させ、不安などの原因を緩和させる、また免疫賦活作用や炎症及び痛みなど、特に気管支系の症状に対して、その症状を軽減させる働きなどがあげられます。こういったタイムには多くの種類が存在しており、中には生育環境の違いによってケモタイプなどがあります。これに含まれるリナロール系のものは、その作用も緩やかなものになっています。たいむりなろーるに含有される成分では、テルピノレン、tモール、β-カリオフィレン、カルバクロール、α-ピネン、リナロールといったものが知られています。

たいむりなろーる/アロマで期待される効能・効果

たいむりなろーるのエッセンシャルオイル(精油)としては、去痰・駆風・抗菌・鎮咳・鎮痙・駆虫・血圧上昇・食欲増進・通経作用など。また、防腐剤や抗毒性の作用もあると言われています。尚、肌へ与える刺激の影響が強いとされているため、その使用量に注意が必要とされています。