ローズオットー[ろーずおっとー]

ローズオットーの概要

ローズオットーはバラ科に属し、花を春を迎える頃に咲かせます。薬草と共に食用としても使われています。原産地はブルガリアと言われていて、ヨーロッパでは昔から栽培されてきたとされます。利用部位は、ダマスクローズの花部で、蒸留法にて精油が抽出されています。また、蒸留にて抽出されたものをローズオットーと言いますが、溶剤を用いたローズアブソリュートに比較すると、抽出できる量も少ないものになっています。現在、ブルガリアがローズオットーの生産地として知られていますが、現地ではダマスクローズを純粋なバラとして取り扱っているそうです。一般に、ローズオットーは消極的な気持ちを解消させたり、ストレスを緩和する作用などがあると考えられています。また、眠りを誘い、鬱症状を緩和させる働きもあると言われています。更に、消化促進作用やそれにつながる食欲増進作用なども有すると言われています。その他、皮膚疾患である湿疹など、皮膚炎の治癒を早めると言われています。含有される成分では、ダマスコンやダマセノンといったケトン系、オイゲノールなどのフェトル系、また、ヘプタデカンやノナデカン、エイコサン、ファルネソール、ゲラニオール、ネロール、シトロネロールといったものが知られています。

ろーずおっとー/アロマで期待される効能・効果

ろーずおっとーのエッセンシャルオイル(精油)としては、抗鬱・収斂・健胃・収斂・鎮静作用など。また、内分泌をコントロールする働きや気分を高揚させる作用などがあると言われています。