イモーテル/ヘリクリサム[いもーてる/へりくりさむ]

イモーテル・ヘリクリサムの概要

ヘリクリサムは原産地をヨーロッパ南西部としていて、利用部位は先のついた先端部となります。別名ではカリープラント或いはエバーラスティングといった複数の名称を有し、葉は細くシルバーっぽい色をしています。ヘリクリサム自体はカレーの香りを放っています。日差しがあたる場所であれば、痩せた土地においても成長する頑丈さを有し、地中海地方などに分布しています。花は黄色く、その形状は丸形をしていて、蒸留は一日以内であれば、質の良い精油を抽出することができるとされます。一方、あまりアロマテラピーの領域で用いられない溶剤抽出といった方法がとられることもあります。イモーテルはヘリクリサムのエッセンシャルオイルを意味していて、ハーブ特有の甘い芳香を有しています。エッセンシャルオイルになったイモーテルには、カレーの香りはありません。キク科に分類されるヘリクリサムの主産国は現在、フランスやイタリア、ユーゴスラビアといった国々になります。イモーテルに含有される成分では、β-ジオンなどのケトン類、ネロールなどのモノテルペンアルコール類、酢酸ネリルなどのエステル類、α-ピネンといったモノテルペン炭化水素類、クルクメンGといったセスキテルペン炭化水素類、そしてα-カリオフィレンといったものがあります。

イモーテル・ヘリクリサム/アロマで期待される効能・効果

イモーテルのエッセンシャルオイル(精油)としては、抗菌・免疫賦活・抗炎症・抗鬱・細胞再生促進作用など。尚、妊婦の方や授乳中の方はその利用を控える方が良いとされています。