マンダリン[まんだりん]

マンダリンの概要

マンダリンはミカン科に分類されていて、原産地をインドとしています。日本においてはポンカンの名称で広く知られている植物で、実は非常に甘くなっています。このため、香料などの他、食用にもされています。利用部位は、果皮部で、圧搾にて精油が抽出されています。現在、イタリアをはじめ、スペインなども生産地で知られています。マンダリンは中国の人物名に由来するとされています。インドから中国やヨーロッパ諸国に伝播していったものと考えられており、現在ではマンダリン油の生産がアメリカにおいても行われています。近縁種ではタンジェリンといったものがありますが、芳香性はマンダリンの方が優れているとされます。一般に、まんだりんは落ち込んだ気持ちを向上させ、うつ状態や不安な精神状態を払拭する働きがあると言われています。また、消化器系を活性化させ、食欲を増進させる働きなどもあると言われています。更に、便秘を改善し、健康な肌を維持する働きも指摘されています。含有される成分では、デカナールやオクタノール、ノナノール、α-ピネン、β-ピネン、γ-テルピネン、リモネンといったものが知られています。

まんだりん/アロマで期待される効能・効果

まんだりんのエッセンシャルオイル(精油)としては、催乳・消化促進・鎮静・鎮痙・抗鬱・緩下・強壮作用など。また皮膚軟化や細胞の再生或いは修復に対して有用に働くと言われています。尚、使用の際、日差しに当たらないようにします。これは光毒性がやや認められているからです。また、皮膚の敏感な方も、その利用する量に注意が必要です。