ビターオレンジピールの概要
ビターオレンジピールはミカン科に属し、日本では燈皮(とうひ)と呼ばれることもあります。精油成分は、圧搾したビターオレンジピールから抽出され、高い抗菌力を有しています。また耐性菌による皮膚疾患にもその効力を発揮すると言われています。ビターオレンジが完熟した後、その果皮を乾燥させたものが用いられ、これを芳香性苦味健胃剤として利用します。苦味質と柑橘(かんきつ)系の精油成分を含み、特にd-リモネンという精油成分には癌細胞増殖抑制や血行促進作用が認められています。更にダイエット効果も期待されていて、これは交感神経をシネフリンと呼ばれるアルカロイドが刺激するためと考えられています。ドイツでは胃液分泌を促進し、食欲を増進させるために用いられ、消化不良や食欲不振といった症状に有効とされています。
ビターオレンジピール/ハーブで期待される効能・効果
ビターオレンジピールでは、消化機能促進、胃酸分泌作用など。主に消化不良や食欲不振といった症状の改善目的でびたーおれんじぴーるが利用されています。使用を控えるケースは、特に知られているものはありませんが、胃腸の潰瘍に対しての利用は避けた方がよいとされています。びたーおれんじぴーるに含有される成分では、ペクチン、及びN-メチルチラミン、シネフリンといったアルカロイド、並びにリナロールやフロクマリン類、d-リモネンといった精油成分、そして、ネオヘスペリジン、ナリンギン、ノビレチン、シネンセチンといったものがあります。