フェンネル[ふぇんねる]

フェンネルの概要

フェンネルはセリ科に属し、日本ではウイキョウとも呼ばれています。原産地を地中海沿岸地域とし、現在世界各地に分布しています。フェンネルはキャラウェイやアニスといった他のセリ科と同様に、鼓腸や疝痛、上気道カタルである鎮痙や去痰作用といった症状に利用されます。一般には芳香性健胃剤として知られていて、これらの作用は、フェンネル、キャラウェイ、アニスともに含有されるフェンコンやメチルカビコールであるエストラゴール、トランスアネトールといった精油成分によるものとされています。他にもフェンネルの甘さを利用して、子供に対し去痰、駆風、鎮咳といった症状に適用しています。

ふぇんねる/ハーブで期待される効能・効果

去痰、駆風作用など。主に上気道カタル、鼓腸、疝痛といった症状の改善目的で利用されています。使用を控えるケースは、知られていません。副作用では、アレルギー反応を呼吸器系や皮膚において発症することがあります。ふぇんねるに含有される成分では、油脂、たんぱく質、及びルチンといったフラボノイド配糖体、並びにケンフェロールやクエルセチンといったフラボノイド、そして、フェンコンやエストラゴール或いはメチルカビコール、トランスアネトールといった精油成分などがあります。尚、去痰、駆風といった症状にふぇんねるをはじめ、キャラウェイやアニスといったハーブも同様に利用されますが、効力はそれぞれ異なります。