グレープシード[ぐれーぷしーど]

グレープシードの概要

ブドウ科に属し、利用される部分は種子となります。古くは古代エジプト時代より、ワインの原料や食物として利用されてきました。1979年にグレープシードが広く知れ渡りましたが、これは脂肪の多い食事をするフランス人に、虚血性心疾患によって死亡する確率が低いというこが注目されたからです。これがフレンチパラドックスというものです。グレープシードに含有される有効成分にはプロアントシアニジンと呼ばれるポリフェノールという成分があり、この成分には抗酸化性があると考えられていて、細胞組織の老化を防止し、延いては生活習慣病である動脈硬化や高血圧といった病気を防止すると言われています。また、グレープシードが有する抗酸化性は、その種子油を、自身の抗酸化性で保護しているとも考えられています。研究報告では、エラスチンやコラーゲンとプロアントシアニジンが結合することで、エラスターゼやコラゲナーゼといった分解酵素を阻害する働きを有するというものがあります。尚、プロアントシアニジンは血管を保護し、その透過性を改善するとも言われていますので、糖尿病性網膜症や静脈瘤、浮腫、痔疾、アレルギー反応といった症状の予防改善にも利用されています。

グレープシード/ハーブで期待される効能・効果

結合組織の増強、毛細血管の保護、抗酸化作用など。主に、生活習慣病である動脈硬化や高血圧の予防、浮腫、アレルギー、静脈瘤、痔疾といった症状の改善目的でぐれーぷしーどが利用されています。使用を控えるケースは特に知られていません。副作用では、胃腸への不快感が稀に発症することもあります。ぐれーぷしーどに含有される成分では、エピカテキンガレートやエピカテキンといったカテキン類、オリゴメリックプロアントシアニジンといったプロアントシアニジン類などがあります。