ジンジャーの概要
ジンジャーはショウガ科に属し、原産地を熱帯アジアとする古い時代からのハーブです。生姜(しょうが)と乾姜は、中国において分類されている名称で、生と乾燥したものに区分けされています。生姜は主に、風邪や吐き気、胃腸機能の改善に用いられます。乾燥させるとジンジャーの根茎部分に含有されるジンジャロールがショウガオールへと変わります。ショウガオールには、高い鎮痛と消炎作用があるとされていて、主に胃痛や腰痛といった症状の改善目的で利用されています。ジャムウと呼ばれる植物療法では、ジンジャーもウコンと並んで、中心的な存在となっています。ジンジャーは、麻酔による術後の吐き気、及び乗り物酔いからくる吐き気、或いは妊婦のつわりによる吐き気、そして化学療法の際の吐き気といった症状などにも使われます。最近では、関節炎やリウマチからくる痛みの軽減にも有効と言われていて、カプセル剤といった形式で用いられています。
ジンジャー/生姜/ハーブで期待される効能・効果
制吐、利胆、消炎、鎮痛、陽性変力、消化促進作用など。いっぱんに、つわりや乗り物酔いからくる吐き気、消化不良、炎症疾患である関節炎といった症状の改善目的で利用されています。使用を控えるケースは特に知られていませんが、胆石のある方は注意が必要となっています。副作用は特に知られていません。ジンジャーに含有される成分では、ショウガオールやジンジャロールといった辛味成分、及びジンギベレンといった精油成分があります。