バーチの概要
バーチはカバノキ科に属し、日本ではシダレカンバとも呼ばれています。葉は浄血作用があるとされていて、春季療法(しゅんきりょうほう)で使われるハーブとして普及しています。この機能はネトルの葉やダンディライオンの根にもあるため、これらのハーブも同様の目的で使われています。フィンランドでは、サウナの利用後、皮膚の健康維持のために、バーチの小枝を使って身体を叩く慣習があります。また、昔から北ヨーロッパにおいては、バーチのローション剤を頭皮の異常やニキビといった症状に使い、内用ではリウマチや通風といった症状に、その改善目的で使われてきた経緯があります。こういった北ヨーロッパでは、バーチの樹液とシナモンやクローブといったハーブとともに瓶詰めにして用いてきました。ばーちには利尿も認められており、同様の機能を持つスギナやジュニパー、ミスクチンといった他のハーブと共にハーブティー又は茶剤といった形式で利用されることもあります。尚、ドイツでは泌尿器系の感染症である尿道炎や膀胱炎、リウマチ、そして腎臓結石や尿路結石を未然に防止するために用いられていて、ばーちは、利尿ハーブとして普及しています。
ばーち/ハーブで期待される効能・効果
浄血、利尿作用など。補助的にリウマチの治療に利用したり、膀胱炎や尿道炎、結石や皮膚病といった症状の改善目的で用いられています。使用を控えるケースは、知られていません。また副作用も特に、知られていません。含有される成分では、ビタミンCやタンニン、及びサリチル酸塩といった精油成分、ケンフェロールやクエルセチンといったフラボノイド類があります。