パッションフラワー[ぱっしょんふらわー]

パッションフラワーの概要

パッションフラワーはトケイソウ科に属し、日本ではチャボトケイソウと呼ばれることもあります。トランキライザー或いは植物性の精神安定剤としての役割を持ち、その働きが緩やかなことから、更年期以降の女性や老人、子供と幅広い年齢層に適用される抗精神性ハーブに位置しています。主なパッションフラワーの働きは、歯痛、頭痛、生理痛といった痛みのほか、神経からくる頻脈を抑制したり、精神的緊張からくる不眠症の改善といったものがあります。パッションフラワーの有効成分では、フラボノイド類であるアピゲンンやビテキシンといった物質やインドールアルカロイドであるハルマンといったものがあり、これらが相乗的に作用しているものと考えられています。パッションフラワーと併用されるハーブでは、バレリアンやレモンバームなどが精神不安や不眠症の改善に利用され、ホーソンなどは強心剤として使われています。

ぱっしょんふらわー/ハーブで期待される効能・効果

鎮静、鎮痙作用など。過敏性腸症候群、高血圧、神経症、精神不安、精神緊張からくる不眠症の改善目的で利用されています。使用を控えるケースは、知られていません。副作用も特に知られていません。ぱっしょんふらわーに含有される成分では、ジノカルディンといった青酸配糖体、及びハルモールやハルマンといったインドールアルカロイド、並びにビテキシンといったフラボノイド配糖体、そして、アビゲニンといったフラボノイドがあります。