ジャーマンカモミールの概要
ジャーマンカモミールはキク科に属し、日本ではカミツレとも呼ばれています。多くの国で利用されているハーブで、その機能も胃炎や胸焼け、不眠症や冷え性、生理痛や疝痛などにジャーマンカモミールが有効とされていて、幅広い用途で用いられています。有効成分ではマトリシン、α-ビサボロール、カマズレン、アビゲニンといったものがあり、強い鎮痙を持つのがフラボノイド類であるアビゲニンです。マトリシンはセスキテルペンラクトンのことで、これは蒸留時にカマズレンに転換されます。カマズレンやα-ビサボロールは、消炎作用があると言われています。日本へ渡来したのは江戸時代以降のことで、ポルトガルやオランダといった国から持ち込まれました。
ジャーマンカモミール/ハーブで期待される効能・効果
ジャーマンカモミールでは、鎮静、鎮痙、駆風、消炎作用など。口内炎や皮膚炎などには外用で用いられますが、主に胃潰瘍や胃炎、生理痛といった症状の改善目的で利用されています。使用を控えるケースは、知られていません。また副作用も特に知られていません。じゃーまんかもみーるに含有される成分では、クマリン類、コリン、及びルテオリンやアビゲニンといったフラボノイド類、並びにマトリシンといったセスキテルペンラクトン類、そして精油成分であるカマズレンやα-ビサボロールといったものがあります。