ベルべーヌ/レモンバーベナ[れもんばーべな]

ベルべーヌの概要

ベルべーヌはクマツヅラ科に属し、日本では香水木(こうすいぼく)或いはレモンバーベナとも呼ばれています。ヨーロッパへスペイン人によって渡来したベルべーヌは、香料の原材料として石鹸やフィンガーボウルなどに利用されてきました。これはシトラス系の芳香を有するためで、ネラールやゲラニオール、ゲラニアール、ネロールやリモネンといった精油成分からなります。鎮静作用や消化不良及び食欲不振を改善する働きがあるとされ、消化器系の機能を亢進させると言われています。イブニングティーとも言われ、夕食から就寝間に利用されるハーブティーとして知られています。尚、ベルべーヌは原産地を南米とするハーブで、舟状の葉を持ち、特有の芳香を有します。

ベルべーヌ/レモンバーベナ/ハーブで期待される効能・効果

ベルべーヌでは、消化促進、緩和、鎮静作用など。興奮状態を抑制したり、消化不良、食欲不振といった症状の改善目的で利用されています。使用を控えるケースは知られていません。また、副作用も特に認められていません。ベルべーヌに含有される成分では、フラボノイドの他、ネロールやゲラニオール、シオネール、リモネン、シトラールといった精油成分があります。尚、ネラールとゲラニアールの混合した物が、シトラールになります。その他、バーベインはベルべーヌと同じクマツヅラ科に属しますが、その有効成分はベルベナリンといったイリドイド配糖体で、主に呼吸器系の異常や口腔粘膜炎症、神経疲労などの改善目的で利用されています。