サフラン[さふらん]

サフランの概要

サフランはアヤメ科に属し、古くはクノックス宮殿が所在するクレタ島には、サフランを採取する人の姿が壁画として残されています。昔から欧米では、ハーブ或いは香辛料として利用されてきた経緯があり、今でもイタリアやスペインといった国々においてサフランが生産されています。主にスパイスハーブとして普及しており、ブイヤベース或いはバエリヤなどに欠かせないものとなっています。花柱100万本で、乾燥させたサフランを凡そ二キログラム程度生産することが可能です。ハーブティーとして利用しているのは、中東諸国などで、収穫直後、柱頭を採取してから乾燥させたものを用います。主にヒステリーや冷え性、生理痛といった症状の改善に有効とされていて、これはさふらんに鎮痙や鎮静、通経作用があるからだと言われています。さふらんは黄色に唾液を変色させますが、これは黄色色素成分であるクロシンと呼ばれる水溶性のカロテノイド類によるものです。また同じ水溶性のカロテノイドでは、他にも苦味配糖体ピクロクロシンと呼ばれる無色の成分やその分解物となるサフラナールと言われるテルペンアヒドといった成分も含有しています。

さふらん/ハーブで期待される効能・効果

鎮痙、鎮静、通経、血行促進作用など。主に自律神経失調症や冷え性、神経興奮である喘息や痙攣といった症状の改善目的で利用されています。使用を控えるケースでは、十グラム以上を一日で使用した場合で、これ以上利用すると堕胎の可能性が高まると言われています。副作用では、皮膚が黄色に変化したり、子宮出血、及び嘔吐といった症状が現れることもあります。含有される成分では、ピクロクロシンなどの苦味配糖体、サフラナールといった精油成分、そして水溶性黄色カロテノイド色素であるクロシンといったものがあります。