ミスルトゥー[みするとぅー]

ミスルトゥーの概要

ミスルトゥーはヤドリギ科に属し、日本では西洋ヤドリギと呼ばれることもあります。ミスルトゥーは癌(がん)に対して有効と言われていて、これはがん細胞への多糖類や細胞毒性、またミスルトゥーに含有されるその他の成分による相乗的な影響から生まれる免疫活性化の働きによるものと推察されています。今日の製剤では、イスカドールなどと呼ばれるものがあり、これは発酵によって得たもので、ミスルトゥーの抽出物となります。他にも、循環器系や心臓系への影響も指摘されていて、これは降圧の働きのことで、多くのフラボノイド類によって穏やかな作用が生まれると考えられています。一般にハーブティーとしてみするとぅーの全草から冷浸出したものを利用します。尚、ハーブティーなどの茶剤では、リンデンやレモンバーム、ホーソンといった他のハーブと併用されることもあります。

みするとぅー/ハーブで期待される効能・効果

細胞毒性、免疫賦活、穏やかな降圧作用など。一般に高血圧症状や癌といった症状に対し、その改善目的で利用されています。高血圧については、補助的な働きに位置します。使用を控えるケースでは、結核などの慢性的な感染症やタンパクに対して過敏症を引き起こす方が該当します。副作用では、アレルギー反応や高熱、悪寒、頭痛といった症状が現れることもあります。みするとぅーに含有される成分では、ポリペプチド類、レクチン類、そしてアラビノガラクタンなどの多糖類、クエルセチンといったフラボノイドなどがあります。