チョウセンニンジンの概要
チョウセンニンジンはウコギ科に属し、日本ではオタネニンジン、高麗人参(コウライニンジン)とも呼ばれています。昔から東洋において利用されていたハーブで、主に強壮目的で使われてきました。中国東北部や朝鮮半島北部にチョウセンニンジンは生息しています。日本へ伝わったのされるのは、739年で、御種人参(おたねにんじん)の由来は江戸幕府によって普及されたのが起因となっています。チョウセンニンジンはアダプトゲンの一つで、抗ストレスを持ち、老人病や新陳代謝機能の回復目的で利用され、生体防御機能を亢進させる働きがあると言われています。紅参は、収穫直後に湯通ししたもので、白参は乾燥させたものとなります。これは、根が腐食しやすいためで、乾燥するか蒸したり湯通ししたりして処理しています。通常、収穫は5年前後もののチョウセンニンジンの根となります。尚、同じ仲間ではアメリカ人参やシベリア人参、田七人参や竹節人参といったものがあります。
チョウセンニンジン/ハーブで期待される効能・効果
アダプトゲン、新陳代謝促進、強壮作用など。主に心身疲労や病弱、体力や気力を回復させる目的で利用されています。使用を控えるケースでは、高血圧や急性病といった症状を有する方となります。副作用では、特に目立つものはありませんが、チョウセンニンジンの過剰摂取で高血圧や不眠症を引きこすこともあります。チョウセンニンジン含有される成分では、パナキシノールなどのアセチレン化合物、テルピネオールやリモネンといった精油成分、ジンセノシドといったサポニンなどがあります。