ブラックコホシュ[ぶらっくこほしゅ]

ブラックコホシュの概要

ブラックコホシュはキンポウゲ科に属し、日本ではアメリカショウマとも呼ばれています。北米では古くから先住民達によって利用されてきたハーブで、主に生理前症候群や生理痛といった症状に適用していたとされています。ブラックコホシュには、フィトエストロゲン作用があるとされていますが、そのメカニズムはハッキリとされていません。フィトエストロゲンとは、ホルモンバランスをコントロールする機能のことで、フィトケミカル成分中には女性ホルモン様の働きを持つエストロゲンがあります。同じ働きを持つものではチェストベリーといったハーブもあります。欧米ではブラックコホシュを内用して、更年期におけるホルモン補充に用いています。そのため、神経性で精神的な自律神経失調症や抑うつ、不安、ホットフラッシュ、めまい、動悸、不眠症といった症状の改善に利用されています。

ブラックコホシュ/ハーブで期待される効能・効果

鎮静、ホルモン分泌調整作用など。主に生理痛や生理前症候群、更年期からくる自律神経失調症といった症状に対するその改善目的でぶらっくこほしゅが利用されています。使用を控えるケースは知られていません。副作用では、胃腸に不快感を与えることもあります。ぶらっくこほしゅに含有される成分では、タンニンや精油、フォルモノネチンといったイソフラボン、そしてシミシフゴシドやアクテインといったトリテルペン配糖体などがあります。