ビルベリーの概要
ビルベリーはツツジ科に属し、夏季において果実を実らせ、黒紫色をしています。ビルベリーはブルーベリーの近縁種で、果実内部はアントシアニンと呼ばれる濃赤紫色をした色素成分からなっています。酸味を持ちヨーロッパではシロップやハーブティーといった形式で、糖尿病及び赤痢や下痢といった症状に対して利用されてきました。これは、ビルベリーに収斂作用(しゅうれんさよう)があるとされているからで、他にも毛細血管の透過性を阻害します。また生活習慣病である動脈硬化や糖尿病性網膜症、痔、静脈瘤などに対して、その予防といった方向からもビルベリーが使用されています。日本では、目を良くするハーブといった解釈が広がっており、パープルコーンも同様に注目されています。
びるべりー/ハーブで期待される効能・効果
止瀉、収斂、毛細血管保護、視覚機能向上作用など。主に眼精疲労や糖尿病性網膜症、老人性白内障、下痢、口腔粘膜炎症といった症状の改善目的で利用されています。使用を控えるケースは、知られていません。また副作用も特に知られていません。びるべりーに含有される成分では、フラボノイドやペクチン、カテキン型タンニン、そして、デルフィニジン-3-グリコシドといったアントシアニンなどがあります。尚、葉は収斂剤として利用され、フラボノイドやカテキン型タンニンを含有します。