ウワウルシ[うわうるし]

ウワウルシの概要

ウワウルシはツツジ科に分類され、日本ではクマコケモモとも呼ばれることもあり、常緑小低木となります。高山や寒冷地を好み、アメリカやヨーロッパ、アジアの各地域に生息しています。昔から、その抗菌性により尿路関係に利用されてきた経緯があります。ウワウルシに含有される成分にアルブチンというものがあり、この成分がチロシナーゼと呼ばれる物質の活性化を阻害することで、肌の美白へ働きかけると言われています。チロシナーゼは酵素の一つで、メラニン色素合成に関与する物質です。また、硫酸抱合体及びヒドロキノンのグルクロン酸抱合体は、アルブチンによる代謝産物からのもので、これによって抗菌性を有すると考えられています。そのため尿路消毒に対して、このアルブチンが有効であると言われています。加えて抗菌性の働きは、服用後、三時間程度経過した時が、最も高くなると言われています。更に、ウワウルシからアルブチンを抽出するには、煮沸によって二十分程度かかるため、煎剤によって内服するのが普通で、温浸剤による利用はされません。尚、胃部に不快感を発生させるタンニンが、ウワウルシに多く含有されており、こういったケースではタンニンの溶出を阻害するため、冷浸を長時間行うか、ペパーミントなどを混入させるといった工夫があります。

うわうるし/ハーブで期待される効能・効果

抗菌作用、尿路消毒作用など。主に尿路器系の感染症である、尿道炎や膀胱炎の改善目的でうわうるしが利用されています。使用を控えるケースでは、妊婦や授乳婦といった方が該当します。副作用では、うわうるしのタンニンによって胃部への不快感を催すことがあります。尚、弱アルカリ性に尿を維持する必要があり、炭酸水素ナトリウムの追加内服か植物性の食品を多く摂取するといった方法があります。