カバノアナタケ/チャーガ[かばのあなたけ/ちゃーが]

カバノアナタケの概要

カバノアナタケはカンバ類であるシラカバ及びダケカンバといったものに寄生するキノコのことで、シベリアや北海道などの高山に見られます。シラカバやダケカンバといったカンバ類の樹皮には、多くの栄養素が含まれており、カバノアナタケはこれらの成分を吸収して育って行きます。キノコ類であるため、β-D-グルカンなどを豊富に含み、強い抗酸化性を有しています。その機能は、アガリクスの数十倍とされており、スーパーオキシドディスムターゼと呼ばれる酵素と同じような活性を持つとされています。スーパーオキシドディスムターゼは、SOD酵素と略される抗酸化物質のことを言います。もともと人間の体に備わっているものとなります。動物実験では、β-D-グルカンに血糖値の低下が示されており、他にも抗菌や血圧低下、抗癌などが指摘されています。このうち抗菌は、食物繊維であるリグニン様成分によるものと考えられており、ウイルスに対してもその増殖を抑える働きがあると言われています。尚、カバノアナタケは、シラカバに寄生することに由来して白樺茸(しらかばたけ)と呼ばれることもあります。またロシアなどでは、チャーガと言っています。

カバノアナタケ/チャーガ/ハーブで期待される効能・効果

カバノアナタケでは、血糖値低下、血圧降下、抗菌、抗酸化、抗癌作用、心臓病の予防など。尚、通常の食品に由来する成分のため、特に問題とされる重大なカバノアナタケの副作用や相互作用などは知られていません。適切とされる摂取量に従って用いている限りは、特に問題はないとされています。