アセロラ[あせろら]

アセロラの概要

アセロラの果実は成熟すると凡そ三センチ程度の直径になり、キントラノオ科に属する植物のことを言います。西インド諸島などに分布しており、成熟すると果汁が多く含まれます。赤い果皮は脆いことから、収穫するとジュースなどにすぐ加工されますので、生果は市場においてあまり流通していません。アセロラには、特にビタミンCが多く含有されており、その量はレモンの十倍以上になります。このビタミンCには、抗酸化性を有することで知られており、他にも免疫力を亢進させる働きなどがあるとされています。更に、抗ストレスなども指摘されていて、これは副腎皮質ホルモンの合成に作用するからだと考えられています。また、発癌物質の発生を阻害するとして、アセロラに含まれるニトロソアミンなどが指摘されています。その他、ビタミンCには美肌効果もあるとされていて、これはコラーゲンの合成に必要な成分であることやメラニン色素の合成を阻害する働きから生じるものと考えられています。

アセロラ/ハーブで期待される効能・効果

抗酸化、免疫賦活、メラニンの抑制作用、美肌効果など。あせろらは、生産地などでは生食されることもありますが、一般には強い酸味があるためジュースなどに加工されます。また、通常の食品に由来する成分であるため、特に問題とされる重大な健康被害などは知られていません。その他、近年では、あせろらのサプリメントとしてカプセルや錠剤として、市場へ出回っています。