杉菜/スギナ[すぎな]

杉菜の概要

スギナはトクサ科に属し、利用されるのはスギナの葉茎部分となります。ケイ素は石英(せきえい)として存在しますが、これがケイ酸塩や二酸化ケイ素(シリカ)といった形式で、植物内に溶けて入り込んでいます。ケイ素はコラーゲンエラスチンといった結合組織の増強や軟骨や骨の成長にも影響を与えている成分です。ドイツでは、腎砂や尿砂、或いは泌尿器系に関わる尿道炎や膀胱炎といった感染症、及び外傷による浮腫といった症状に内用としてスギナを利用しています。リウマチや関節炎、通風、捻挫や骨折、止血といった症状には外用としてスギナが利用されています。そして湿布などでは髪や爪、或いは難治性の傷といった症状に使われています。

杉菜/スギナ/ハーブで期待される効能・効果

ケイ素の補給や利尿作用など。外用では外傷によるもので難治性と思われるものに利用されます。内用では、外傷から発生した浮腫、或いは継続性のある浮腫、及び尿道炎や膀胱炎といった泌尿器系に関わる感染症に対して、その改善目的でスギナが利用されます。使用を控えるケースは特に知られていません。また副作用も特に認められておりません。杉菜に含有される成分では、クエルセチンといったフラボノイド類、及びパルストリンといったアルカロイド類、なら美味に、アルミニウムやマグネシウム塩、ケイ酸、ケイ酸カリウムといったミネラル類などがあります。