ニガウリ/ゴーヤー[にがうり/ごーやー]

ゴーヤーの概要

ゴーヤーはウリ科に属し、日本ではツルレイシとも呼ばれていて、バルサミーナ、ニガウリとも言われます。生息地は、インド、ハワイ、中国といった国々で、原産地を熱帯アジアとするつる性植物です。日本では郷土料理として沖縄県で栽培されていて、キュウリのような形状をした果実を七月から九月ころにかけて実らせます。ゴーヤーはこぶ状の突起が特徴的で、成長すると三十センチ前後の果実となり、味は強い苦味を有します。ゴーヤーに含まれる成分では、ビタミンCが特に目立ち、他にもミネラル類やビタミン類などが豊富に含まれています。ゴーヤーには、血糖値を低下させる働きがあるとされていて、糖尿病の予防に有効と言われています。こういったゴーヤーの作用は、植物化学成分が複数あるためと考えられていて、これらの成分が複合的に作用しながら、血糖降下へと導くものと考えられています。尚、沖縄ではニガウリのことをゴーヤーと呼ぶのが一般的です。

ゴーヤー/ハーブで期待される効能・効果

血糖調整作用など。主に2型糖尿病患者の方が対象に、利用されています。使用を控えるケースは、特に知られていません。また副作用でも、特に認められるものはありません。含有される成分では、ビタミンC、インシュリン様ペプチド、及びチャランチンやスティグマステロールといったフィトステロール、モモルジシンといったアルカロイド類があります。