プルーン[ぷるーん]

プルーンの概要

プルーンは古代ローマ時代から利用されてきた経緯があり、薬用としての歴史も古いものとなっています。西洋李(せいようすもも)はバラ科に属しますが、これらのうち乾燥用として用いられる品種群をプルーンと総称しています。含有される成分ではビタミンAやカリウム、ポリフェノール類、そしてペクチンと呼ばれる水溶性食物繊維などがあります。ペクチンは食物繊維であることから整腸などを含め、緩下、便秘の改善作用などが認められています。ポリフェノールでは、ネオクロロゲンといった成分が含有されており、これには抗酸化性が認められています。また、ビタミンAには、夜盲症の改善や皮膚及び粘膜を保護する働きなどが知られています。カリウムは、体内の余分なナトリウムを体外へ排泄する機能があると言われており、鉄分は貧血予防に役立てられています。尚、エキスとしてプルーンを利用する場合、その生成過程で食物繊維やビタミンAなどを消失すると言われています。そのため、プルーン特有の効果も弱いものとなります。

ぷるーん/ハーブで期待される効能・効果

整腸、便秘改善、緩下、抗酸化、抗癌、利尿作用など。尚、一般的な食品に由来する成分であるため、特に重大とされる副作用などは知られていません。ただし、ぷるーんにはカリウムも含有されているため、腎臓疾患を有する方は注意が必要とされています。また、ぷるーんの過剰摂取によって、下痢が引き起こされることもあります。