パウダルコ[ぱうだるこ]

パウダルコの概要

パウダルコはノウゼンカズラ科に属し、ムラサキイペとも呼ばれています。古くはインカ時代の先住民達によって、リウマチや感染症、呼吸器の疾患といったものに利用されてきました。ブラジルの国花は黄色の花になっていますが、パウダルコで利用される薬用部分は赤紫色の花です。主に熱帯雨林である南米地域に生息する高木で、成長すると三十センチ程度にまで及びます。アンスラキノン類やイリドイド類、及びフラノナフトキノン誘導体やナフトキノン誘導体といったラパコールなどが活性成分となります。パウダルコに関する報告では抗菌活性や血管新生抑制、アポトーシス誘導、免疫賦活といったものがあり、臨床の領域では抗がん性と抗菌性に注目されています。その他、抗ビタミンK活性もラパコールにはあるとされていて、抗凝集反応を示します。

パウダルコ/ハーブで期待される効能・効果

ぱうだるこでは、抗ウイルス、抗菌、抗真菌、免疫賦活作用など。主に真菌による感染症や免疫不全、呼吸器の不全といった症状に、その改善目的で利用されています。使用を控えるケースは、特に認められていません。副作用では、胃腸障害や吐き気といった症状が現れることもあります。ぱうだるこに含有される成分では、イリドイド類、フラノナフトキン類、及びタベブインといったアンスラキノン類、並びにラパコールといったナフトキノン類があります。