ローズヒップの概要
バラ科に属し、ローズの偽果より白毛や種子を除去して乾燥させたものが、ローズヒップと呼ばれるものになります。かつて狂犬病を持つ犬に噛まれた時、カニナ種のローズが利用されていて、これをドックローズと呼んでいました。偽果にはカロテノイド色素であるβ-カロテンやリコピンといったものが含有されており、これが偽果の赤色部分にあたります。また、ビタミンCやビタミンE、タンニンや果実酸、ペクチン、フラボノイドを含み、これらの成分が利尿や緩下作用、美肌効果をもたらすと考えられています。ローズヒップ油は種子部分を圧搾して抽出したもので、瘢痕や組織細胞の再生といった用途に外用で使われていて、有効成分では、必須脂肪酸であるα-リノレン酸やリノール酸といったものを含みます。尚、ローズヒップの白毛は、皮膚に接触すると痒みを発生させることもあります。また、ハーブティーといった茶剤では、美容目的に、ハイビスカスなど、他のハーブと併用されることもあります。
ローズヒップ/ハーブで期待される効能・効果
ろーずひっぷでは、緩下作用など。主にビタミンCの補給目的や、感染症であるインフルエンザの予防目的、便秘改善といった用途で利用されています。使用を控えるべきケースは、知られていません。また副作用も特に認められるものはありません。ろーずひっぷに含有される成分では、ペクチンや果実酸、フラボノイド、ビタミンC、そしてβ-カロテンやリコピンといったカロテノイドなどがあります。