ローズマリー[ろーずまりー]

ローズマリーの概要

ローズマリーはシソ科に属し、日本では万年老(まんねんろう)と呼ばれることもあります。抗酸化性を持つロスマリン酸は、ローズマリーの有効成分となります。このため昔から、記憶力の向上や老化を防止するハーブとして利用されてきた経緯があります。また、血液循環を促す作用があるとされていることから、強壮ハーブとしてもローズマリーは知られています。ドイツでは、消化系や循環系の低下からくる弛緩性便秘、或いは胃アトニー、食欲低下、肝機能低下、リウマチ、神経から頭痛といった症状に利用されています。利用形態は、ハーブティーといった茶剤をはじめ、ロージョン剤、湿布剤、チンキ剤、シャンプー剤、入浴剤、そしてアロマテラピーなどの領域でも用いられています。

ローズマリー/ハーブで期待される効能・効果

ろーずまりーでは、消化機能促進、抗酸化、血行促進作用、陽性変力など。主に循環不良、消化不良、食欲不振、関節炎、リウマチといった症状に対して、その改善目的で利用されています。使用を控えるべきケースは、知られていません。また副作用も特に認められるものはありません。ろーずまりーに含有される成分では、ルテオリンなどのフラボノイド、ロスマノールやカルノソールといったジテルペン化合物、カフェ酸やクロロゲン酸及びロスマリン酸といったフェノール酸、そしてシネオール、ボルネオール、カンファー、α-ピネンといった精油成分などが含まれています。