マカ[まか]

マカの概要

マカはアブラナ科に属し、原産地をペルーとする多年草です。インカ時代より利用されてきた薬用植物で、貴重な栄養源となっていました。ペルー人参の名称で親しまれ、カブによく似た塊茎は凡そ十センチ程度で、地上部は伸長しながらはっていきます。マカは滋養強壮に用いられるケースが多く、必須脂肪酸であるリノール酸や質の良いタンパク質、ミネラルであるカルシウムや亜鉛、鉄といった栄養素を豊富に含有しています。マカは動物の生殖能力の亢進に役立つとされていますが、その原因はハッキリと解明されていません。ただ、多価不飽和脂肪酸であるマカエン及びアカミドと言われるアミドといった成分が関与しているのではないかと考えられています。現在まかは、体力の低下、気力低下、更年期に関わる様々な症状、及び不妊といった症状に、その改善目的で、特に中高年の男性の方を対象に利用されています。

まか/ハーブで期待される効能・効果

滋養強壮、及び動物の生殖能力亢進作用など。主に、体力や気力低下、疲労、更年期の諸症状などにその改善目的で利用されています。使用を控えるケースは、知られていません。副作用も特に知られていません。含有される成分では、フィトステロール、辛味成分、そしてグルコシナルビンといったグルコシノレート類、まかリジンなどのアルカロイド、ベンジルイソチオシアネートといったイソチオシアネート類、リノール酸といった油脂成分、アルギニンといったアミノ酸、ビタミン類であるビタミンB群、ビタミンC、及びミネラル類であるカルシウムや亜鉛、鉄といったものがあります。