ニーム[にーむ]

ニームの概要

ニームはセンダン科に属し、日本ではインドセンダンとも呼ばれています。ニームは様々な用途に使われてきた経緯があり、原産地をインドとするハーブです。泌尿器に関わる感染症には、果肉部分が用いられ、葉から採取した精油成分は抗菌剤として利用されます。また、胃潰瘍には葉から作った煎剤が用いられ、根や木の皮は、寄生虫の駆除やマラリア、黄疸、水虫といった症状にペースト状やパウダー状といった形式で利用されています。更にニームの種子には強い忌避作用が認められていて、有効成分はアザディラクティンとなります。主に防虫剤として害虫である南京虫、蚊やハエ、イナゴといったものに適用されています。また種子に含有されるニーム油は、リウマチや皮膚炎、潰瘍や歯肉炎といった症状に用いられ、高い抗ウイルス、抗菌作用があると言われています。尚、肥料としても、にーむはその有用性を認められており、多様な用途に幅広く利用されています。

にーむ/ハーブで期待される効能・効果

抗ウイルス、抗菌、害虫などの忌避作用など。主に防虫目的や皮膚炎、潰瘍といった症状の改善目的で利用されています。使用を控えるケースでは、妊婦となります。副作用では、胃腸の不快感や吐き気を催すこともあります。にーむに含有される成分では、シトステロールといったフィトステロール、マルゴシンといった苦味質、アザディラクティンといったリモノイド型トリテルペン、及びステアリン酸やオレイン酸といった油脂成分があります。