キャッツクロー[きゃっつくろー]

キャッツクローの概要

キャッツクローはアカネ科に属し、樹皮や根の部分がハーブに用いられます。葉の棘(とげ)が反り返っていて、それが猫の爪に見えるところから、キャッツクローと呼ばれています。ペルーの先住民であるアシャニンカ族やケチュア族に古くから利用されてきたハーブで、主に胃潰瘍やリウマチ、そして現在では癌などに対しても用いられています。有効成分では、オキシインドールアルカロイド類があり、これらの成分は免疫応答が報告されていて、特にキャッツクローは、激痛を伴う関節炎又はリウマチといった症状に利用されるケースが多いと言われています。近年では抗炎症剤として副作用のあまりない植物の一つとしてキャッツクローが広く知られています。

きゃっつくろー/ハーブで期待される効能・効果

鎮痛、消炎、免疫調整作用など。主に関節炎やリウマチの改善目的で利用されています。使用を控えるケースでは、妊婦や授乳婦、三歳以下、臓器移植患者や皮膚移植患者などが該当します。副作用は、特に認められておりません。薬の相互作用では、同時に併用した経口薬が、血液の中でその濃度が上昇することもあり、これは薬物代謝酵素の阻害によるものです。きゃっつくろーに含有される成分では、β-シトステロール、及びウルソリック酸といったトリテルペン化合物やミトラフィリンなどのオキシインドールアルカロイド類といったものがあります。