マシュマロウ/アルテア[ましゅまろう/あるてあ]

マシュマロウの概要

マシュマロウはアオイ科に属し、他にはウスベニタチアオイやアルテアと呼ばれることもあります。多糖類である粘液質はアラビノガラクタンからなり、マシュマロウの葉や根に含まれています。この粘液質が粘膜を保護すると考えられているところから、ハーブティーやガーグル、マウスウォッシュといった形式で、口内炎や気管支炎、喉痛、泌尿器及び消化管炎症といった症状に用いられています。外用でも粘液質が傷を保護することから回復が早まると考えられていて、皮膚炎や湿疹といった症状に湿布といった形式で利用されています。粘液性を有するハーブではスリッパリーエルムの内皮やウスベニアオイの葉部や花部などがあり、これらはマシュマロウと同様に利用されています。

マシュマロウ/アルテア/ハーブで期待される効能・効果

マシュマロウでは、緩和作用、粘膜保護作用、創傷治癒など。使用を控えるケースは知られていません。また副作用も特に知られていません。含有される成分では、フェノール酸やフラボノイド、そして多糖類であるアラビノガラクタンといった粘液質やデンプンといったものがあります。尚、製剤で利用されるマシュマロウの粘液質は根の部分で、その含有量は晩秋から冬にかけて最も多いとされています。また、葉部にも粘液質が含まれていて、その含有量は開花直前が非常に豊富であるとされています。