フィーバーフュー[ふぃーばーふゅー]

フィーバーフューの概要

フィーバーフューはキク科に属し、日本ではナツシロギクと呼ばれることもあります。古くから生の葉を直接摂取したり、或いは葉を煎じたりして用いられ、生理痛や偏頭痛といった症状に対して適用されてきました。1980年代になるとランセットと呼ばれる英国雑誌に掲載され、フィーバーフューは人気を得ることになって行きました。フィーバーフューの有効成分では、パルテノリドがあり、これはセロトニン分泌を抑えるとされています。セロトニンには脳血管収縮作用があり、他にもパルテノリドには、トロンボキサンチンやロイコトリエンといった物質のバランスをコントロールする働きがあるとされています。これによって偏頭痛の際の吐き気や光過敏症といった症状を鎮静させると報告されています。その他、リウマチや関節炎、生理痛に対しても消炎作用があるとされているため痛みを軽減するとされ、更に脳血管内における血流減少から発症する頭痛や暖めると緩和する頭痛などにもフィーバーフューが適用されます。

ふぃーばーふゅー/ハーブで期待される効能・効果

鎮痛、消炎、血管拡張、抗血栓作用など。主にリウマチや関節炎、偏頭痛といった症状に対して、その改善目的で利用されています。使用を控えるケースは、キク科植物に対してアレルギーを有する方、妊婦、二歳以下の方が該当します。副作用では、胃腸の不快感や口唇炎症、口内潰瘍といった症状が現れることもあります。ふぃーばーふゅーに含有される成分では、パルテノリドといったセスキテルペンラクトン、及びボルネオールやカンファーといった精油成分があります。