レモンバーム[れもんばーむ]

レモンバームの概要

レモンバームはシソ科に属し、別名ではメリッサ、日本では西洋山薄荷(せいようやまはっか)とも呼ばれています。古代ギリシア時代の記録では、外用及び内用としてワインに漬け込んだレモンバームを利用していたとされています。古くからメディカルハーブとしての位置づけをされていて、主に心身状態を緩やかにコントロールする作用が知られています。このため、今でも神経からくる食欲不振、胃炎、不眠、パニック、ヒステリーといった症状にレモンバームが適用されています。また、様々な胃腸障害に用いられ、更に高い抗菌性を有するとされています。こういった症状に対して小児科領域でも、入浴剤や内用といった形で利用されています。尚、ドライハーブとして保存されるレモンハーブは、含有される精油成分が非常に少なく、これが有効成分となりますので、保存管理も慎重に行われます。

レモンバーム/ハーブで期待される効能・効果

れもんばーむでは、抗ウイルス、抗菌、鎮静、鎮痙作用など。主に偏頭痛、神経痛、不安、不眠症、神経からくる消化器系の異常に対して、その改善目的で利用されています。使用を控えるべきケースは、知られていません。また、副作用も特に認められるものはありません。れもんばーむに含有される成分では、ロスマリン酸、クロロゲン酸、カフェ酸といったフェノールさん、及びシトラールやシトロネラールといった精油成分、そしてシソ科のタンニンなどがあります。