ラベンダーの概要
ラベンダーはシソ科に属し、半低木で地中海沿岸に分布しています。古代ギリシア時代には、心身浄化目的のために用いられていた経緯があり、興奮を鎮める効果があるとされてきました。中世以降になると、広くヨーロッパに伝播し、今日のドイツでは、外用で神経痛にアルコール製剤を用い、入浴剤では、自律神経失調症からくる神経性の胃炎や疲労といった症状にラベンダーが使われています。また、ハーブティーといった茶剤でのラベンダーは、不安症や不眠症といったものに利用されています。アロマテラピーの領域では、花を蒸留した精油成分が用いられ、抗菌、抗真菌、鎮静、鎮痙目的で使われています。これらの有効成分は、モノテルペンアルコールであるリナロールなどやエステルなどの酢酸リナリルなどから構成され、オイルマッサージといった形で精神安定の目的のために利用されています。大脳辺縁系を媒体にして、平滑筋に関わる神経伝達物質や芳香などが自律神経系へ作用することで相乗的な効果を生み出すと言われています。
ラベンダー/ハーブで期待される効能・効果
らべんだーでは、抗菌、抗真菌、鎮静、鎮痙作用など。主に神経系からくる胃炎や疲労、不眠症、不安といった症状に対して、その改善目的で利用されています。使用を控えるべきケースは、特にありません。また副作用も特に認められるものはありません。らべんだーに含有される成分では、フラボノイドやタンニン、そしてリナロールや酢酸リナリルといった精油成分があります。