ダンディライオン[だんでぃらいおん]

ダンディライオンの概要

ダンディライオンはキク科に属し、日本では西洋タンポポとも呼ばれています。インドやアラビアといった国では、リウマチ及び胆嚢や肝臓の障害といった症状に利用されてきた経緯があります。アラビアのユナニやインドのアーユルヴェーダがこれに該当し、また北米の先住民達は、皮膚病、腎臓病、それに伴う水腫といった症状に利用していました。ダンディライオンは、伝統的な自然薬として各地で利用されてきた歴史があり、日本でも、緩下、利胆、催乳、健胃といった用途でダンディライオンの根を古くから生薬として利用してきた経緯があります。またダンディライオンの葉には、カリウムが豊富に含有されていることから、利尿の用途で使われています。

だんでぃらいおん/ハーブで期待される効能・効果

緩下、利胆、強肝、利尿、催乳、浄血作用など。主にリウマチや消化不良、便秘、及び肝臓や胆嚢の障害などに対して、その改善目的でだんでぃらいおんが利用されています。使用を控えるケースでは、胆のう炎や胆道閉塞、腸閉塞といった症状を患っている方となります。副作用では、苦味成分から胃酸過多を引き起こし、胃部へ不快感を催すこともあります。だんでぃらいおんに含有される成分では、カルシウムやカリウムといったミネラル類、カフェ酸などのフェノール酸、タラキサンシンといった苦味質、タラキサステロールといったフィトステロール、そしてイヌリンなどの炭水化物などがあります。