銀杏/ギンナン/イチョウ[いちょう]

ギンナン・イチョウの概要

ギンナンはイチョウ科に属し、日本ではギンコとも呼ばれています。脳血管の障害による認知症や神経変性からくるアルツハイマーによる認知症のどちらにもギンナンが有効と考えられています。また、ギンコール酸と呼ばれるアレルギー反応を起こす物質を取り除いたイチョウ葉エキスがドイツにおいて治療薬として認められています。これは、神経を守るとされる、テルペンラクトンと呼ばれるビロバリドやギンコライドといった成分によるもので、血小板活性化因子(PAF)とフラボノイド配糖体を抑えると言われています。また、グルコースの利用を脳内で促進し、脳代謝を高めることも一因しているとされています。他にも、抑鬱(よくうつ)や眩暈(めまい)、耳鳴りといった症状を改善するとされていて、加えて血液循環をも高めるとされています。特に血液循環を促す作用は、胃炎や冷え性を改善し、糖尿病性網膜症や神経からくる糖尿病合併症の予防にギンナンが有効であると考えられています。

ギンナン・イチョウ/ハーブで期待される効能・効果

抗酸化、血管拡張、血小板活性化因子抑制作用など。脳血管の神経障害からくる認知症、眩暈、耳鳴りといった症状や冷え性、並びに間欠性跛行といった抹消循環障害による症状に有効と考えられています。使用を控えるケースでは、イチョウ製剤にアレルギー反応を起こす方が挙げられます。副作用では、アレルギー性皮膚炎、頭痛、胃腸障害といった症状を稀に発症することもあります。また、ギンナンの種子の外皮部分にはギンコール酸と呼ばれるアレルギー性皮膚炎を引き起こす成分が多く含まれています。ギンナンに含有される成分では、ギンコール酸、バイフラボン、ビロバリドやギンコライドといったテルペンラクトンやフラボノイド配糖体といったものがあります。