月見草/ツキミソウ[つきみそう]

ツキミソウの概要

ツキミソウはアカバナ科に属する一年生草で、一般的にはサプリメントなどで摂取されています。利用されるのは、月見草(つきみそう)の種子であり、その種子から抽出したオイルとなります。ツキミソウに含有される成分にはγ-リノレン酸があり、この成分にはホルモンバランスを調整する働きがあるとされています。他にもリノール酸や各種ビタミン、ミネラル類を含んでいますが、γ-リノレン酸の含有量が特筆すべき点になっています。主な機能では、月経前症候群(PMS)における諸症状の緩和や上記に述べたホルモンバランスの調整作用といったものがあります。また、皮膚の表皮にも見られる成分であるため、アトピー性皮膚炎などに対してもツキミソウの有効性が示されています。これらは、γ-リノレン酸から生成されるジホモ-γ-リノレン酸によるもので、これが体内において不十分になると皮膚の乾燥や子宮の機能に異常をきたすといったことになります。ジホモ-γ-リノレン酸は、ホルモンであるプロスタグランジン様の物質を生成する上で必要な成分となっています。

ツキミソウ/ハーブで期待される効能・効果

ツキミソウでは、生理前症候群における諸症状の緩和、ホルモンバランス調整、アトピー性皮膚炎の改善作用など。尚、一般的な食品に近い成分であることから、特に問題とされる重大な月見草の健康被害や副作用などは知られていません。ただし、稀に胃腸障害などを引き起こして消化不良や下痢といった症状を訴えることもあります。