タイムの概要
タイムはシソ科に属し、日本ではタチジャコウソウとも呼ばれています。タイムには、去痰や鎮咳、鎮痙作用などがあるとされ、これはタイムに含有されるフラボノイド類であるチモニンやアピゲニン、及びサポニンといった成分によるものと考えられています。また、抗菌性も非常に強く、勇気の象徴ともされています。一般には、消化器系疾患である口臭や吐き気、食あたりといった症状や呼吸器系疾患である喘息、上気道カタル、気管支炎といった症状に使われています。タイムには、精油成分であるフェノール系のカルバクロールやチモールといった物質が含まれており、これらの成分が、たいむの強い抗菌性を引き出していると言われています。ただ、精油だけを使用した場合、カルバクロールやチモールなどに肝毒性があると言われているため、その影響を受ける可能性があると考えられています。尚、ハーブとして利用するケースでは、それほど問題にならないようです。
たいむ/ハーブで期待される効能・効果
去痰、抗菌、気管支鎮痙作用など。消化不良からくる口臭や上気道カタル、気管支炎、喘息、百日咳といった症状の改善目的で利用されています。使用を控えるケースは、特に知られていません。また副作用もハーブとして利用する限り、特に認められておりません。たいむに含有される成分では、タンニンやサポニン、及び、ルテオリンやアピゲニンといったフラボノイド類、カルバクロールやチモールといった精油成分などがあります。