レモングラス[れもんぐらす]

レモングラスの概要

レモングラスはイネ科に属し、炎症や発熱、インフルエンザ、胃腸の異常といった症状に用いられています。またトムヤムクンスープといったタイの料理としても使われてきた経緯があります。アメリカにおいては、あまり利用されていませんが、ラテンアメリカやアフリカ大陸、熱帯アジアといった地域ではメディカルハーブとして用いられています。そして、レモングラスの働きについて科学的根拠がない為に、アメリカで普及していないのではなく、ヨーロッパの植物療法の領域でレモングラスがあまり使われていないこと、そしてこれをマニュアルとしているアメリカのハーバリストが多いのが原因していると言われています。シトラス系の芳香を持つレモングラスは、他のハーブとも併用されることが多く、またシトラールと言われるアルデヒドの精油成分は、駆風や胃腸の働きを亢進させる作用、抗菌性、抗真菌性を持つと考えられています。

れもんぐらす/ハーブで期待される効能・効果

矯臭、矯味、抗菌、駆風、健胃作用など。主に風邪、消化不良や食欲不振といった症状の改善目的で利用されています。使用を控えるべきケースは、知られていません。また、副作用で特に目立つものはありませんが、外用として精油製剤を用いた際、皮膚アレルギーを発症することもあります。れもんぐらすに含有される成分では、フラボノイド、そしてミルセンやシトラールなどの精油成分といったものがあります。