ハスカップ[はすかっぷ]

ハスカップの概要

ハスカップは北海道などに見られる高山植物ですが、栽培に費用がかかることから、あまり市場へは流通していません。語源はアイヌ語に由来しており、和名では黒実鶯神楽(クロミノウグイスカグラ)と言います。ハスカップはスイカズラ科に分類されていて、夏を迎える頃に淡黄色の花をつけます。ハスカップの有効成分ではアントシアニン類が含有されており、これはポリフェノールの一つとなります。中でもシアニジンと呼ばれるアントシアニンは、強い抗酸化性を有することで知られており、その含有量はブルーベリーより遥かに多くなっています。これらの成分には、血流を改善し、視力を維持する働きがあるとされています。また、視覚に関わるロドプシンと呼ばれるタンパク質の再合成を促す働きも指摘されています。具体的には、網膜内に存在するロドプシンは、光に反応して分解されます。その分解された分子が、視覚データとして脳内へ伝達されます。その際、分解されたロドプシンが再び合成されるわけですが、これを促すのがアントシアニンとされていて、再合成されたロドプシンは、新たに視覚データを得ようとします。その他、アントシアニンに眼精疲労の回復機能があるとされていて、これは水晶体をコントロールしている毛様体への血行を改善し、栄養をすみやかに運ぶことができるためと考えられています。

ハスカップ/ハーブで期待される効能・効果

はすかっぷでは、眼精疲労の改善、目の健康維持、血液循環の改善作用など。尚、一般の食品に由来する成分であるため、特に問題とされる重大なはすかっぷの健康被害や副作用などは知られていません。また、相互作用においても特に問題ないと言われています。