レモングラス[れもんぐらす]

レモングラスの概要

レモングラスはレモンのような芳香を有することで広く知られていますが、レモンとは全くの別種となります。イネ科に分類されていて、原産地をインドやブラジルなどとしている多年草となります。レモンとよく似た香りを持つのは、シトラールと呼ばれる、レモンの芳香成分がレモングラスにも含有されているためです。利用部位は、レモングラスの葉部となります。ハーブティーにしたレモングラスも、レモンと同様に爽やかな酸味を持つ芳香を放っています。食事の際のお茶に適していると言われていて、これは消化促進の働きがあるとされているためです。また、インフルエンザや下痢、発熱、腹痛、頭痛といった症状にも有用とされていて、れもんぐらすの持つ殺菌性が有用に働きかけると言われています。一般に、ハーブティーとしての利用が多くなっていますが、これはドライハーブより芳香性が高くなるからです。その他、リフレッシュ目的などで、入浴剤としても利用されています。有効成分では、精油などが知られています。尚、薬としての使用歴史は古く、昔から熱病及び感染症といったものに使われてきた経緯があります。

れもんぐらす/ハーブティーで期待される効能・効果

食欲増進、疲労回復、消化促進、健胃、殺菌作用など。また、インフルエンザ、風邪、下痢といった症状に対しても有効とされています。尚、妊娠中の方は、その利用を控えます。