ジフェンヒドラミン
鎮静の働きを持つバレリアン、キャットニップ、トリプトファン、カバ、パッションフラワー、カモミール、SAMe(サム・イー)、セントジョーンズワートは、ジフェンヒドラミンと組み合わせて用いることで、傾眠作用が高まります。これらのハーブとジフェンヒドラミンの併用は控えます。ヒヨスにはジフェンヒドラミンと似たような副作用があります。例えば傾眠、眩暈(めまい)、口渇といったものですが、これらの併用も控えます。ジフェンヒドラミンはいわゆる抗ヒスタミン薬であり、喉のイガイガや目の痒み、鼻水、蕁麻疹、発疹、その他のアレルギー反応に対して用いられています。また、睡眠を誘発するために単体、又は他の薬剤との併用で用いられています。アルコールとこのジフェンヒドラミンを併用した場合、傾眠作用が強まります。このため、両者を同時に利用することは控えます。その他、天然由来のメラトニンなどがありますが、ジフェンヒドラミンとの相互作用はハッキリされていないものの嗜傾が発生する恐れが指摘されています。メラトニンはホルモンであり、睡眠薬として利用されていますが、睡眠をサポートする意図での併用は控えるべきとされています。
シプロフロキサシン
マテ、ガラナ、コーラノキなどのハーブにはカフェインが含有されています。シプロフロキサシンは、カフェインが体外へ排泄されるのを阻害します。これらを併用することで興奮作用が長時間に渡る可能性もあり、ハーブとシプロフロキサンシンの併用は控えます。また、お茶、コーラ、コーヒーといったものにはカフェインが含有されていますので、これらとの併用も控えます。シプロフロキサンシンは、フロキノロン系抗菌薬のことであり、副鼻腔炎や尿路感染症などに対して適用されています。特にテトラサイクリンやペニシリンなどに効果が見られない場合に使用されています。テオフィリンは喘息に適用されているものですが、シプロフロキサンシンと組み合わせて用いると、危険な不整脈を発現させる恐れがあります。シプロフロキサンチンは、ミネラルであるマグネシウム、亜鉛、鉄、カルシウムといった微量元素によって吸収を妨害されます。反対にシプロフロキサンチンもこれらのミネラルの吸収を妨害します。これらの微量元素とシプロフロキサンチンを併用する場合は、両者の利用に二時間前後のずれが必要とされています。尚、関節及び骨の感染症に対してもフキノロン剤は用いられています。