パッションフラワー
薬用として、精神安定剤様に利用されています。成長すると凡そ十メートルに及ぶ高さに育ち、利用されるのは、花やツルとなります。依存性を有しない鎮静作用があることで知られていて、神経系に働きかけ、リラックスさせる効果があると言われています。また、不眠症などにも利用され、緊張及び不安を払拭させる働きがあるとされています。
キャットニップ
一般に、インフルエンザ及び風邪といった症状に対して適用されています。別名ではイヌハッカとも呼ばれています。温浸出液は発汗を強く促進させる働きがあり、これがインフルエンザをはじめとする風邪の症状に有効とされています。また、神経を鎮静させる働きがあることから、自然な睡眠へ誘引されるとされます。その他、下痢、せん痛、胃の不調、鼓腸といった症状の軽減にも役立つとされています。含有される成分では、ネペトール、ネペタラクトン、ゲラニオール、カルバクロール、チモール、シトロネロールなどの精油成分、そして、タンニンなどが知られています。
有用で安全性の高い相互作用
パッションフラワーとキャットニップを併用した場合、不眠症及び不安症の軽減に有効とされています。ただし、抗鬱薬、アルコール、そして鎮静作用を有する他の成分との組み合わせての利用は控えます。いずれのハーブも鎮静作用を有するため、利用する際は注意が必要とされています。