ビタミンB6/ピリドキシン[ぴりどきしん]

体を構成するタンパク質であるアミノ酸代謝に必要な成分であり、エネルギーの代謝にも必要となる成分です。また、神経伝達物質を作るのにアミノ酸が必要であり、その代謝にビタミンB6は必要となります。この成分は、腸内細菌からも合成されており、一般には不足しないと言われています。欠乏症を引き起こすと、口内炎や貧血、脂漏性湿疹などを発症します。一方、過剰症では神経系に異常をきたすとされています。特に睡眠への障害が指摘されています。主な作用は、アミノ酸代謝の他、神経障害を防ぐ作用があると言われています。

ビタミンB6/ピリドキシン/有用で安全性の高い相互作用

セントジョーンズワート、カバには、ビタミンB6(ピリドキシン)との間に有用な相互作用が認められています。セントジョーンズワートは、軽い不安症や鬱病を軽減させる働きがあると言われています。セントジョーンズワートとビタミンB6(ピリドキシン)を併用した場合、鬱病及び不安症などに対して有効とされています。尚、不安症の改善が示されるようになるまで、数ヶ月かかる場合もあります。また、これらを併用して用いている場合は、不安症や鬱病の治療薬の利用を控えます。カバは、不安症の軽減に有効とされていて、軽い鎮静の働きがあるとされています。カバとビタミンB6(ピリドキシン)を併用した場合、不安症を軽減するのに有効とされています。ただし、鎮静作用を有する他のハーブや抗ヒスタミン剤、風邪薬、アルコールとの併用は控えます。また、鬱病及び不安症の治療薬と同時に利用することも控えます。その他、作用が現れるまで数週間の時間を必要とすることもあります。