ドキシラミン
鎮静系のハーブでは、キャットニップ、セントジョーンズワート、カバ、カモミール、パッションフラワー、バレリアンなどがあります。これらはドキシラミンと組み合わせて用いることで傾眠作用が高まります。このため、これらの組み合わせは控えます。ヒヨスには毒性が認められており、専門家の管理のもとでの利用が推奨されています。ドキシラミンと共に眩暈(めまい)、口渇、傾眠といった副作用が見られ、これらを併用することでその副作用が強まります。そのため、両者の併用は控えます。ドキシラミンは、抗ヒスタミン薬のことを指していて、一般にはアレルギー症状に対して適用されています。また睡眠を補助するために利用されることもあります。尚、アルコールとの併用は傾眠作用を強めるため、ドキシラミンを用いている際はその利用を控えます。また、メラトニンと呼ばれるホルモンとの併用も極めて強い傾眠作用を誘引するため、その利用を控えます。
ドキセピン
鎮静植物であるキャットニップ、パッションフラワー、バレリアン、セントジョーンズワート、カモミール、カバ、そしてSAMe(サム・イー)やトリプトファンといったサプリメントは、ドキセピンとの併用で傾眠作用が高まります。このためこれらと組み合わせて利用することは避けます。またセントジョーンズワートには研究においてドキセピンと似たような働きが指摘されています。マオウと併用した場合、重度の不整脈及び高血圧を発症する恐れが示唆されているため、その併用を控えます。またシュードエフェドリン及びエフェドリンにおいてもその併用を控えます。ヨヒンベと組み合わせてドキセピンを利用した場合、重度な血圧上昇を惹起する恐れが指摘されています。ヨヒンベは、男性の機能を回復させるために利用されているハーブですが、ドキセピンとの併用は避けます。ドキセピンは三環抗鬱薬のことを指していて、うつ病に対して適用されています。ノルエピネフリン及びセロトニンといった物質の脳内神経への取り込み作業を妨害する働きがあります。この作用は他の三環系抗鬱薬も似たようなものとなります。