スギナ/セイヨウサンザシ[すぎな/せいようさんざし]

スギナ

含有される成分に珪素(けいそ)があります。この珪素は、健全な骨及び爪を形成させるために必要な成分となっています。一般に、尿路感染症及び関節炎といった症状の改善目的で利用されています。ただし、スギナを利用中は、カリウムを豊富に含む食品を摂取するようにします。これは、スギナに利尿作用があるとされるためで、これによって体内のカリウム量が減少するためです。また、ジギタリス製剤であるジゴキシンの利用は控えます。その他、子供に使用した場合、胃部の不快を訴えるケースも見られます。特に、腎臓疾患を有する子供への利用は控えます。

セイヨウサンザシ

含有されている化合物質が複合的に作用し、心機能へ働きかけると言われています。一般に、軽度とされる狭心症の軽減、血圧低下、良性心悸亢進の目的で利用されています。また、初期段階のうっ血性心疾患の改善目的でも使われています。ただし、心臓疾患を有する方は、その利用前に医師の判断が必要とされています。また、心機能の異常、血圧低下などを惹起する可能性があります。作用が現れるまでに数週間の時間がかかることもあります。

有用で安全性の高い相互作用

スギナとセイヨウサンザシを併用した場合、結合組織及び血管を丈夫にする働きがあるとされています。ただし、ジギタリス薬であるジゴキシンなどを使っている場合は、利用を控えます。