ローズヒップの概要
英名ではドッグローズと呼ばれるロサカニナがよく用いられます。つまるところ、バラ科に属するヨーロッパ産のものをローズヒップと言います。昔から茶剤として利用されてきた経緯があり、ローズヒップに含有される成分ではビタミンCがあります。その量はレモンに比較すると何倍もあるとされ、しかも加熱によって失われる量も少なくなっています。また、ローズヒップには、ビタミンCの吸収率を高めるとされる、ビタミンP或いはバイオフラボノイドと呼ばれる成分が含有されており、加えてビタミンCの酸化をも防止すると言われています。つまり、通常のビタミンCを摂取するより、ローズヒップを摂取する方が、利用効率も高くなるというわけです。その他、リコピンをはじめ、ビタミンAやビタミンEといった抗酸化物質も豊富に含まれています。ヨーロッパでは、妊娠中の方に栄養補給としてろーずひっぷが利用されていることから、「妊婦のハーブ」とも言われています。
ろーずひっぷ/サプリメントで期待される効能・効果
風邪の予防、疲労回復・抗酸化作用など。また、一般的な食品に近いことから、重大とされる副作用などは知られていません。ただし、個人差はあるものの、ケースによっては不眠症を惹起したり、胃部のむかつき、胃痙攣(いけいれん)といった症状を訴えることもあります。その他、ハーブティーとしての利用では、ハイビスカスと併用されるケースが多くなっています。